冬こそダイエット!・・・かも。
今回は、冬こそ痩せやすいかもしれない…というお話です。
そうなの?
僕は、毎年冬に体重が増えているけどな…。
「正月太り」って言葉はよく聞くよね。
確かにそうですね。
では、なぜ「冬こそダイエット」と言えるのかを、説明しましょうね。
冬に痩せるには、基礎代謝がキモ!
冬に上昇する基礎代謝量が、
「冬こそダイエット」のキモになります。
そもそも基礎代謝ってどんなもの?
基礎代謝とは、最低限の生命維持の為に必要なエネルギー量の事です。
生きる上で使われるエネルギー量、
ということかな?
その通りです!!
冬になるとどうして基礎代謝が上昇するの?
一年を通して気温が最も低くなる冬に私たちの体は、
寒さから筋肉や内臓を守る為に基礎代謝を上げます。
体を温める為に熱を発生させます。
その際、多くのエネルギーを必要とするのです。
夏の10%アップともいわていますよ。
なるほど・・・
一年を通して摂取するエネルギー量が変わらないと仮定した場合、
夏よりも冬の方が基礎代謝が上がりエネルギーを多く消費する為、
痩せやすいという訳です。
良く分かったよ。
では、どうして僕は冬に体重が増えてしまったの?
そうだね。
では、太ってしまった理由を説明しようかな。
基礎代謝が高い冬に太ってしまうのはなぜ?
基礎代謝が上がっているにも関わらず、
太ってしまう理由を一緒に考えてみましょうね。
よろしくお願いします。
冬に太ってしまう理由は、主に以下の2つではないでしょうか?
冬に太りやすい理由
・家に籠りがちの冬は活動量が減り、運動不足となりやすく「筋肉量の減少」
→筋肉量が減少すると、基礎代謝が低下してしまいます。
余談ですが…食事制限などのダイエットは、栄養素が偏り筋肉量の低下も懸念されますので、ご注意ください。
・間食や、年末年始のイベントの豪華な食事による「摂取エネルギーの増加」
→摂取カロリーが消費カロリーを上回ります。
冬に美味しい旬を迎える食材で考えてみましょう。
ブリやマグロなど、脂が乗ってとても美味しくなりますね。
炭水化物を多く含む、サツマイモやゴボウも美味しい旬を迎えますよね。
炭水化物と脂質は五大栄養素では、「エネルギー源」に分類されています。
下のグラフの黄色い部分です。
つまりは、冬に美味しいものは体に蓄えやすいとも言えるかもしれません。
寒くなると魚も畜肉も脂が乗って美味しくなるよね。
人も同じ理由で脂が乗りやすいということなのかな(笑)
そうそう、東洋医学で冬は「蓄えの時期」と言われます。
次の一年を元気に過ごせるように、一年分のエネルギーを蓄えようとするみたいですね。
冬に活動量が落ちるのは、本能の働きに近いのかもしれません。
僕は例年、本能に負けて太ってしまっていたのか・・・
最後に、エネルギーを蓄えるメカニズムを知ろう!
私たちが、どうやってエネルギーを蓄えるか知りたくない?
是非、教えて欲しいな。
私たちの体は、必要な時に使えるように、エネルギー源を蓄える仕組みを持っています。
私たちの体は、エネルギーをこうして蓄える
<炭水化物>
グリコーゲンに形を変えて、血中→筋肉→肝臓の順に蓄えられます。
それらを超えて摂取された炭水化物は、皮下脂肪に蓄えられます。
<脂質>
体脂肪と言われる「脂肪細胞」に蓄えられます。
この脂肪細胞は、3倍にまで膨れ上がるようですよ!!
この脂肪細胞の数が増える時期は、母体内及び乳児期・思春期と言われています。
この時期に、肥満である場合、脂肪細胞の数が多く太りやすい体になるとも言えます。
痩せる為には、脂肪細胞に蓄えられたエネルギーを消費する必要があるのです。
今回の内容をまとめると、痩せる為には、
「基礎代謝を味方につけること」がキモになります。
つまりは、以下の2点に注意して、良い年末年始をお迎えくださいませ。
・筋肉量の低下に注意する
・消費エネルギー以上のエネルギーを摂取しない
今年は、本能に逆らって体を動かし、正月太りをしないよう心掛けるよ!
<冬こそダイエットな予防めし>
ゴマ味噌豆乳鍋はいかがですか?
畑のお肉ともいわれるほど、タンパク質を多く含む大豆製品「豆乳」でスープを作り、
たっぷりの野菜やキノコ、海藻に加え、お好みのお肉や魚をぐつぐつぐつ。
仕上げにすりごまをどさっと振りかけましょう。
豆乳やお肉でタンパク質をしっかり摂って、適正な筋肉量を確保しましょう。
豆類はもちろん、海藻類やナッツ類にも多くのたんぱく質が含まれています。
体を代謝させる為に必要な微量栄養素を摂れるよう多種多様な野菜を意識して、
健康的なのに美味しい食事をお楽しみください。