体の免疫力を鍛えて風邪予防

管理栄養士ノンタンの予防めし
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今回は、免疫力と筋肉というテーマで記事を書いてみます。

当社スタッフの皆様は、毎日の現場仕事で大きな筋肉を育てることはお手のものでしょう。

更に健康のレベルを上げるために、免疫に着目して小さな筋肉も育てましょう。

モグラくん

えっ!体の免疫力と筋肉って関係しているの!?

ノンタン

モグラくん、よくぞ聞いてくれました。

今回は、免疫と筋肉の関係をお話ししましょうね。

大きな筋肉と小さな筋肉

力強く地面を踏みこんだり、重たい荷物を持ち上げたりと、負荷が大きい作業の後、筋肉痛や筋肉疲労を感じますよね。

その痛みを感じる筋肉は、アウターマッスルともいわれる大きな筋肉たちです。

皮膚のすぐ下に存在し触ることが出来る点でも、身近に感じる筋肉ではないでしょうか?

これらの筋肉は、負荷が掛かり損傷し、修復する一連の過程で強化されます。

一方で、関節の内側など体の深い部分に存在する、インナーマッスルと言われる小さな筋肉の存在も、近年よく耳にするようになりましたね。

触ることのできないこれらの筋肉は、皆様にとって意識しにくい筋肉と言えるかもしれません。

今回のタイトルにある免疫力にはこのインナーマッスルが大きく関わっております。

インナーマッスルを鍛えることで期待できる効果

  • 体の動きをスムーズにする→血流改善…
  • 血管が内臓によってつぶされない→血流改善…
  • 内臓を本来の位置に保つ→内臓の機能が正常になる…などなど

インナーマッスルを鍛えることで期待できる効果のひとつに「血流改善」が挙げられます。

血流改善により、血中の免疫細胞がよりスムーズに全身に運ばれます。

更には、体の内側で作られた熱を全身に届け体温が維持されます。

体温が上がることで腸内の免疫細胞の働きやすい環境が整うのです。

ナマズくん

免疫細胞の70%が腸内に存在しているって聞いたことがある!

ノンタン

その通り!
インナーマッスルが鍛えられ、血流が改善することで複合的に免疫力アップにつながります。

インナーマッスルを鍛えよう

インナーマッスルを鍛えるには、腹式呼吸や正しい姿勢に意識して生活すること、ストレッチやラジオ体操など負荷の少ない運動が向いています。

毎朝仕事の前に行っているラジオ体操も、どうせやるならインナーマッスルの伸び縮みを意識して効果的に行いましょう。

思いついた時に、意識してしばらくの間お腹をへこませてみるだけでもOKです。

筋肉には糖質が必要!?

筋肉に限らず体の全ての細胞がタンパク質でできています。良質なタンパク質を摂取しましょう。

そして、意外に感じるでしょうが、筋肉の生成に実は糖質も重要な働きを持っています。

糖質を摂取する(血糖値が上がる)と、糖をエネルギーに変えるホルモン「インスリン」が分泌されます。

運動習慣のある体においてインスリンは、糖質を筋肉に送る働きをします。

筋肉に蓄えられた糖質は、タンパク質の吸収力を向上させ、その結果として筋肉が大きくなります。

一方で、運動習慣のない体は、インスリンが脂肪細胞に吸収されて肥満に、肝臓に吸収されると脂肪肝になるので要注意です。

糖質と上手に付き合おう

過剰に生成されたインスリンは、肥満や脂肪肝の原因になります。

インスリンの生成を穏やかにする食べ方を味方につけてください。

インスリンの生成を穏やかにする食べ方

「サキベジ」
インスリンの生成を穏やかにする栄養素は食物繊維です。
「サキベジ」の目的は、糖質の前に食物繊維を摂取し、糖質の吸収を抑えインスリンの過剰生成を抑える目的もあります。
サキベジの目安時間は、いただきますから5分間です。野菜や大豆製品などを食べ、炭水化物は5分後大いに楽しんでください。

「粉食よりも粒食」
パンやパスタなどの粉状にした炭水化物は、米などの粒状と比較し消化吸収されやすく血糖値を急激に上昇させます。その為、インスリンが過剰に生成されます。
粉食よりも粒食を意識して、インスリンと上手に付き合いましょう。

ノンタン

食べ方のちょっとした工夫で、家族全員ますます健康になれるんです。

<筋力アップ免疫アップを期待して美味しいご飯を楽しみましょう>
新米の季節ですね。

お米も糖質を多く含んでいます。
炊き立てのご飯を、甘みを感じるまで良く噛んで食べてください。
唾液で分解されたでんぷん(糖質)は、甘みのある麦芽糖に分解されます。
その麦芽糖が更に腸内で分解されてブドウ糖になり、筋肉に蓄えられるのです。
ご飯が形を変えて体の中を旅する様子を想像しながら、新米を味わうのはいかがでしょうか(*^-^*)

ちなみに、先日皆様にお配りしたお米は、松本産のコシヒカリです。

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