冬目前!秋の味覚を味方につけて、冬ごもりの準備を致しましょう。
先の記事に、筋肉を鍛えて免疫力を挙げる方法について書きました。
今回は、秋に美味しくなる食材と免疫力強化をテーマに書こうかと思います。
キノコ類
信州はキノコ大国。
移住して間もなく訪問した「ツルヤ」では、キノコ売り場の大きさに驚かされました。
えのきだけから始まるキノコの売り場は、ハナビラダケや本しめじなど都市部ではなかなかお目に掛かれない珍しいキノコもドドンと鎮座!!
キノコの売り場は数メートルにわたって続きます。あれこれと選んでいたら、カゴの中はキノコだらけなんてことも(笑)
最近のお気に入りは「ハナビラダケ」
キクラゲのようなサクサクとした食感がクセになります。
我が家のカラマツ林の庭にも生えるんですよ。
体の免疫細胞の60%は腸に存在するといわれています。
キノコに多く含まれる食物繊維は、腸が正常に働く為には非常に重要な栄養素のひとつです。
キノコに含まれる食物繊維にはどんなものがあるの?
キノコには、水溶性と不溶性の食物繊維が含まれます。
水溶性と不溶性の食物繊維の成分はいずれも、多糖体のβグルカンです。
糖という文字からもわかる通り炭水化物の一種ですが、人の消化酵素で分解されない為、エネルギーになることはありません。
食物繊維を多く含むキノコ類が、ヘルシーな食材と言われる所以です。
食物繊維の腸での働き
〈水溶性の食物繊維〉
水溶性の食物繊維は、腸内細菌たちのご飯となり腸の働きをサポートします。
〈不溶性の食物繊維〉
腸管を刺激して便通を改善する働きと、腸内のお掃除をしてくれます。
カボチャ
夏に収穫され追熟されたカボチャは、秋から冬にかけて美味しくなり栄養価も上がります。その為、カボチャの旬は秋とされています。
カボチャも栗と同じように追熟させて、甘くするんだね!
免疫機能として、粘膜の健康も非常に重要です。
まずは、ウィルスの侵入を許さない体づくりです。
粘膜免疫を維持する栄養素としてビタミンAが効果的です。
カボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれるβカロチンは、体内でビタミンAに変換され吸収されます。
ビタミンAは脂溶性のビタミンです。緑黄食野菜は、油分と合わせて調理することで吸収率があがると、覚えておいてください。
10月31日は、ハロウィンです。
カボチャを使った美味しいハロウィン料理で免疫力を挙げましょう。
秋刀魚(サンマ)
秋に旬を迎え、食べたくなる魚といえば、漢字に「秋」を含むサンマでしょうか。
サンマは、粘膜を健やかに保つビタミンAも多く含みますが、免疫アップで期待したい栄養素は、何といっても「EPA」です。
EPAとは、旬を迎えたサンマの身にたっぷり蓄えられる脂分です。
皆様もよくご存じかと思いますが、EPAは赤血球を柔らかくし、血流を改善し、体の免疫力アップに貢献してくれます。
※血流改善で体の免疫力アップについて、こちらのページで記事を以前に作っています。
EPAは、エイコサペンタエン酸です。
噛まずに読めましたか?
旬の食材は、美味しいだけでなく、経済面にも栄養面でも私たちの強い味方です。
毎日の食卓を旬の食材で彩って、更なる健康を手に入れましょう。
<秋を大満喫な予防めし>
炭火で焼いた秋刀魚を主菜に置いて、数種のキノコの炊き込みご飯とカボチャのお味噌汁はいかがでしょうか?
カボチャは綿も種も食べられます。
種は殻をむいてから入り、炊き込みご飯の上に載せて食感を楽しんでください。
お味噌汁には綿も投入し、カボチャを丸ごと味わっちゃいましょう。