「節分」を楽しみましょう!
あと数日で、立春です。
春の始まりである「立春」は、旧暦においては一年の始まりとされ、その前日の「節分」は、今の大晦日的な位置付けになります。
その為、節分の日の行事食には、一年の厄を払い、次の一年の無病息災への願いが込められています。
今年は、節分料理を食卓に揃えて、楽しんでみるのはいかがですか?
恵方巻
主に関西エリアで「丸かぶり寿司」として古くから続く節分の行事食。
縁起物です。
神戸の大学に進学した際、七種の具材の太巻き寿司を無言で食べる文化に触れました。
関東で生まれ育った私には、当時は馴染みのない文化です。
おしゃべりが得意な関西人が無言になって食べる様子を想像して、面白がっていたのを覚えています。
いつからか、恵方巻が全国的な節分の行事食になったよね。
セブンイレブンの功績らしいね。
大阪近郊で「丸かぶり寿司」として親しまれていた太巻きを、
「恵方巻」として売り出したのが始まりだって。
福豆
大豆を撒いて邪気払いをし、福豆を食べて福を体の中に迎い入れます。
会社のある長野県では「落花生」を使用するエリアもあるようですね。
こちらのブログに、詳しく書かれています。
イワシ
イワシの匂いを鬼が嫌うとされ、邪気払いとして食べられます。
私の実家では、イワシの頭は柊と共に玄関先に飾られていました。
魚嫌いだった子供の頃、この習慣は非常に不快で鬼が嫌がるのももっともだと思っていました。
節分と柊についてはこちらのブログに記事をアップしています。
けんちん汁
冬の行事の際に体を温める目的で食べられるようになり、節分の伝統食となったようです。
節分の素朴な行事食は、体に良さそうだね。
昔から食べられている伝統的な食事は、私たち日本人の体に合っていると思います。
以前視聴した「栄養学セミナー」で欧米の食習慣が日本人の体になじむためには二世代必要だ、と聞いたことがあります。
<ご家族に合った食卓になるよう工夫をしましょう!>
節分の伝統的な食卓は、5大栄養素もバランスよく含んでおり、食材数も豊かです。
それぞれの体の調子に合わせて、使う食材や調理方法を工夫すると更に良いでしょう。
●例えば、糖質が気になる人は…
サトイモやレンコンなど糖質を多く含む根菜類の配合を控え、キノコ類やこんにゃく、大根など低糖質な食材の配合を増やした「低糖質けんちん汁」はいかがでしょうか?
●例えば、骨の密度をアップしたい人は…
小松菜を具材に追加したり、煮干しで出汁を取ったり、ごじる風にしたりした、「カルシウム強化けんちん汁」がおすすめです。