冬は乾燥の季節です。体の中から乾燥対策を致しましょう。
立冬を過ぎたころから、早朝の気温が氷点下まで下がる日が目立つようになってきました。
ここ奈川は都市部と比較して、季節の移ろいをより濃厚に体感できると思っています。
春は山菜、夏の虫や鳥、秋のキノコ、そして冬は強烈な寒さと空気の乾燥でしょうか・・・。
来る本格的な冬に向けて、乾燥対策を習慣化してみませんか?
空気の乾燥と気温
空気が保持できる水分量は、温度と深く関係しています。
気温が高くなると、空気は多くの水分を含むことが出来ます。
一方で、気温が低くなるにつれ、保持できる水分量が減少していきます。
当社のある松本市奈川は、本州有数の寒冷地です。
一年の半分以上、明け方の気温が氷点下となるエリアですから空気の乾燥は免れません!!
寒くなってきたね。ところで、モグラくんは冬眠するの?
僕は冬眠しないんだ。
夏よりも更に深い場所まで潜って寒さを防いでいるんだよ
空気の乾燥とパウダースノー
冬の季節、日本海側から吹く湿った風は、北アルプス山脈にぶつかり日本海側に水分を落とします。
これが、日本海側に湿度を含んだ雪が大量に降る理由です。
北アルプスで水分を落とした風は、奈川に乾燥した空気とサラサラの雪を運びます。
サラサラのパウダースノーは奈川のスキー場の売りですが、雪質は空気の冷たさと乾燥のバロメーターでもありますね。
野麦峠スキー場には、この雪質を求めて長年通うファンの方が多いんだ。
奈川の空気が乾燥しやすいということは、理解していただけたかと思います。
やはり、空気が乾燥する季節は、私たちの体の乾燥にも注意が必要です。
乾燥する冬の季節、隠れ脱水にご注意ください。
隠れ脱水とは
コロナウィルス感染予防のためマスク生活が標準になりました。
マスクの中は呼吸に含まれる水蒸気を抱え、比較的高い湿度が保たれています。
その為、のどの渇きに気が付きにくいと言われています。
また、エアコンや薪ストーブなどといった暖房器具の使用は、空気中の水分量をますます減少させます。
乾燥した空気は、濡れたタオルから水分を蒸発させるように、肌からも水分をどんどん奪います。
こうして、体の中の水分量が減少しているのに気が付かず、水分補給が間に合わず「隠れ脱水」になる可能性があるのです。
隠れ脱水!確かに注意が必要だね!!
一日に必要な水分量は以前にこちらの記事で触れています。
自分の生活パターンに合った水分量を定め、まずは1週間継続してみましょう。
一週間後の体の様子を観察し、自分の生活習慣に合った水分量を理解してみてください。
体の声に敏感にな人になってください。
健康生活の第一歩です。
体の水分不足
体の水分量が低下し、塩分濃度が高くなることで以下の症状が現れる可能性があります。
・肌や唇の荒れ
・のどの渇き
・足がつる
・頭痛
・むくみ
・便秘
・爪に縦線が出来る
症状がひとつでも当てはまる方、体の水分が不足しているかもしれません。
積極的な水分補給をお願いします。
生活習慣の見直しは、ストレスなく挑戦できる事から始めましょう。
まずは、「必要な量のお水(白湯)を飲んでみる」を試してくださいませ。
一部の脳や心筋細胞をのぞいたら、7年程度で私たちを構成する細胞は生まれ変わります。
今日から食生活や生活習慣を見直すことで、7年後の私たちはますます健康になること間違いありません。
<乾燥に負けるな!冬を乗り切る予防めし>
水分はもちろん、カリウムも積極的に摂取しましょう。
カリウムは、ナトリウムと共に体の水分調整に必要不可欠な栄養素のひとつです。
カリウムは、生野菜や果物に多く含まれる栄養素として有名ですが、サトイモも多量のカリウムを含みます。
加湿も兼ねて、ストーブの上でコトコトとサトイモの煮っころがしを作るのはいかがでしょうか?