体のpHバランスを整えましょう
健康診断の結果はどうでしたか?
毎年恒例の健康診断が終わりましたね。
手元に届いた診断結果はいかがでしたか?
昨年の健康への取組はどの程度効果が出たかな・・・とか、好きなものばかり食べすぎていたかな・・・などと、診断結果とにらめっこし、各自で考察してくださいね。
結果に不安を感じた方や、これからの健康への取組に悩んでいる方、どうか気軽に総務部のドアを叩いてください。
一緒に体質改善プランを考えましょう♪
体のpHバランス
慢性的な不調を抱えている方、今月のテーマに「体のpHバランスを考える」はいかがですか?
体のpHバランスなんて考えたことないや。
一緒に学びましょう!
私たちの体は、血液のpHを 7.35~7.45 の範囲になるように、絶えず働き続けています。
体ってとっても健気なんです
より酸性に傾くと、酸に対抗するために体は多量のミネラル分を必要とします。
結果、ミネラル不足による骨粗しょう症などを引き起こす原因になるとも考えられます。
体が酸性に傾くと、頭痛や血圧低下といった症状が現れ、更には免疫が低下し様々な病気を引き起こす原因となります。
逆に適正なpHに整ったら、病気を遠ざける事が出来るのではと考えています。
そんなんだ!!
酸性食品とアルカリ性食品
酸性の食品とアルカリ性の食品について学びましょう。
レモンを例に、考えてみましょう。
レモンの水溶液は、酸味が強く、pH測定器で計測すると「強酸性」となります。
しかし、食品としての分類は「アルカリ性」になります。
食品の酸性・アルカリ性の分類は、食品自体のpH(すっぱさ)ではなく、体に吸収された後の燃えカスの性質によって決定されます。
酸性の食品
体で消化吸収された際、燃え残るミネラルが「塩素・リン・硫黄など」になる食材です。
食材でいうと、「肉類・魚類・卵・砂糖・穀類・加工食品」が酸性の食品です。
なんと!僕の好物ばかり!!
酸性に分類される食品の中でも、より酸性度の低い(アルカリ性寄り)の食材を選ぶと良いでしょう。
・畜肉よりも魚介類。
・精製された砂糖ではなくて粗糖。
・白米ではなくて玄米。
アルカリ性の食品
体で消化吸収された際、燃え残るミネラルが「 ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム など」になる食材です。
食材でいうと、 野菜・果物・海藻・きのこ・大豆 がアルカリ性の食品です。
ネットで「体をアルカリ性にする食事」などと検索して、どんどん学んでくださいね。
野菜・果物・・・なるほど、確かに体に良さそうな食材ばかりだね。
同じ果物でも、生の果物はアルカリ性食材ですが、ジュースに加工された果物は酸性に分類されます。
最後に・・・
アルカリ性の食品ばかりを食べていれば健康を維持できるの?
いくら体に良いからといって、偏った食事は体にとって負担となります。
バランスよく摂取することを心がけましょう。
上のモグラくんとノンタンの会話の通り、バランスの良い食生活が基本です。
しかし、一般的な食の嗜好や、近年の食文化では酸性の食品を多くとる傾向にあります。
更には、ストレスや運動、飲酒や薬の常用など、体を酸性に傾けるファクターは山のようにあります。
その為、アルカリ性のミネラルを含む食品を意識して摂取することが重要なのです。
一度の食事で体のpHバランスを改善することは不可能ですから、毎日の食事を根気よく整えましょう。
「体は食べたもので出来ています」
普段の食事を見直すことで、お医者さんに頼らなくても健康な心と体を手に入れられるはずだと考えています。
<体を酸性に傾けない予防めし>
春先に旬を迎える「わかめ」と「新玉ねぎ」と「シラス」を、アルカリ性の調味料である「酢」や「梅干し」、「レモンのしぼり汁」などでさっと和えた副菜をひと皿作りましょう。
一日働いて疲労した心と体を整えてくれるはずです。